2016年2月29日月曜日

バラのブローチ 試作


フランスの4mmフラットスパンコール

リボンでバラを作成
外側の花びらにスパンコールを縫い付けて

とりあえず、こんな感じ
これね
アップしすぎ
実物の倍くらいに写ってるよ(^_^;
スパンコールの直径は4mmですから・・・



フランス式の刺繍だと、特にこのスパンコール付けに言えるんだけど
かぎ針状の針(リュネビルといいます)を使って連続して縫い付けることができます
それがわかっていながら今回普通の針で一個ずつ縫い付けるのは
気が遠くなるかしらと思ったけど結構簡単にできました

でも
仕上がりに関してはまだまだ改善の余地アリ
かわいいから使うけど(^^)


スパンコールのイメージ

スパンコールの仕入れは手近な手芸屋さんと
通販サイトのお世話になるわけですが
試しにオークションサイトを覗いてみました

オークションに出されているのは
閉店した手芸店からの引き取り物セットというパターンが多いのですが
まれにある単品商品をたどって
他にどういうものを扱っている店なのか? を見ると



夜の妖しいラウンジの衣装屋さんらしいサイトが・・・(^_^;
チョウチョとか変なところに穴の開いているボディスーツとか
ありゃりゃりゃりゃ

確かに
私たちが多くスパンコールを目にするのは
ステージ衣装やダンスのドレス、フィギュアスケートの衣装とか

私自身自分がスパンコールを身につけることがあるとは
夢にも思っていなかったですよ

けれど数年前のBSの番組でパリコレクションを支える刺繍職人の紹介があって
その芸術的な作品を見てから少しイメージが変わりました

「エコール・ルサージュ」
残念ながらルサージュ氏は5年前に亡くなりましたが
伝統と技術は続きます

フランスはオートクチュールに必要な刺繍技術を洗練させ
イギリスでは王室の衣装のための刺繍技術を王立学校で伝承しています
日本では京都で長艸氏が主に能衣装の刺繍を中心に活躍されています



手芸店や100円ショップでもおもちゃのスパンコールが売られていますが
東南アジアやフランスなどのスパンコール
つまり刺繍が生活や伝統文化に根付いている国々の素材は
それはそれは素晴らしいです

2016年2月27日土曜日

刺繍作品の著作権について


以前取り上げた超絶刺繍のシャツの本を出されたクボタさん
ホームページから世界中のお客さんを持つクボタさんの作品の一つが
フランスの有名服飾メーカーに
要はコピーされたことに関する
抗議・提訴・和解に至る顛末です

ねこシャツ

     私は同じような問題を抱えている個人の弱小な立場のイラストレーターさんや
     写真家さんにも「個人が企業に何か言っても無駄」ではなかったことを伝えたいです。
     (しんどかったけど)裁判のよい判例にはならなかったけれど(提訴は取り下げます)
     このような結末を周知させていただくことで 同様な問題で悩まれているかたの

     励みになったり問題解決の一助となることを願います。
 

     今回この問題に関して「ひとの良心に期待する」以外で私個人が出来ることの限界を
     やってみました。この結末をそれぞれの立場のデザイナーさんやクリエイターさん
     たちにどうぞ広めてくださるようお願いしたいです。

     一緒に怒ってくださった皆さま、応援してくださった皆さま、心配してくださった皆さま
     愚痴を聞いてくださった皆さま、本当にありがとうございます。
     それからご尽力くださったFっち先生に最大の感謝を申し上げます。




スパンコールのブローチ 2


ユズちゃんから届いた最後(?)の1枚

アンティークの赤
写真だと魅力がイマイチ伝わらない(>_<)
前回は黒で仕上げましたが
今回はこの麻の地の色をかくしたくなったので
円を描いて、背景を紺で埋めて
周囲は紺のレインボービーズで

これはなかなか素敵です(^^)
自画自賛(^_^;

ヒヤシンスのブローチ


ヒヤシンスの季節なので作りたくなって
コットンにアセテートリボンを接着
花ひとつに使うのは36mm四方
パールビーズと糸ペップを花芯に
ワイヤーは白地巻き#35

コテ当てして、接着

花芯に花弁を接着

ピンクは一色、紫はぼかしと薄紫をミックス

束ねてみた

デフォルメした葉をつけてブローチ完成

さて、
ブローチとコサージュの違いは何か?
自分でもなんともあやふやな・・・(^^;
コサージュはあくまでも花がモチーフであること
生花、造花問わず

ブローチは必ずしも花ではない

定義を調べると
コサージュは花飾り
ブローチは襟や胸に「留め針式」のピンで固定するもの

で、これはブローチピンを使っておりまする

自分のこだわりとしては
コサージュとして作るときは「茎」をつけます
服への固定はコサージュピン(巨大なまち針みたいなもの)

どちらにしても
かわいくできました(^^)


極小ビーズのイヤリング


素材の良さをそのまま束ねただけのイヤリング


普通のまち針と背比べ
手持ちのビーズ用の針ではこのビーズ穴は通りませんでした(>_<)

ボヘミアンガラスのビーズです
七宝と同じで赤を出すのに金を使うそうです
それで、少々このピンクは高額・・・
でも日の光で見るとすごくきれいなピンクですよ(^^)

あ~もちろんピアスもありです

2016年2月25日木曜日

緑の散歩道 三歩


土台の額縁ができたので
まずは12枚の植物を並べてみる

寸法を測ってほぼ正確に配置

二角だけまち針打って
あとは作業机で1枚ずつ丁寧に位置決めしてしつけ縫い
これがなかなかたいへんでしたが
12枚完了
今度はそれぞれかがりつけて、しつけ糸を抜いたらキルトトップ完成


リースのブローチ 試作2


綿麻ローンに接着芯貼って試作

順番がアレですがグリーン追加

しかし、この状態で切り取ることもできず、細かく処理するのはほぼ不可能と判断
というわけで
試作3につづく(^_^;

2016年2月22日月曜日

リースのブローチ


緑の段染めの刺繍糸3本どりでリースをステッチ
花弁ビーズと赤、金でリースを仕上げました
鈍い金の刺繍糸で外と中をステッチ
う~ん・・・
まだまだよのぉ
刺繍の良さが生かされてないなぁ
まあこれはこれでいいんだけど

いろいろ改善点アリ
まぁ・フェルトに刺している時点でアウトですな

それにしても径6mmほどの花弁ビーズ
なぜか薄汚れて見える・・・










2016年2月21日日曜日

お花のブローチ


素直に刺したいなと思って生地の箱をひっくり返し
リバティ・プリントの丁度良い花柄をチョキチョキ
4種類のスパンコールと金のビーズ
緑の段染めレース糸で葉を刺繍
裏はこんな

花の周りはピンクの段染めのレース糸で
下半分は緑の段染めレース糸でステッチ仕上げ
牡丹のようであでやかでいいですね(^^)


2016年2月20日土曜日

スパンコールのブローチ


YUZUちゃんがスパンコールを刺したので
ブローチに仕立てます

白ベースのオーロラ色と黄緑のスパンコール/白麻
黄緑色のレース糸でステッチ仕上げ

ブルーと白のスパンコール/白フェルト
水色のレース糸でステッチ仕上げ

朱色のスパンコール/生成り麻
生成りの刺繍糸3本取りでステッチ仕上げ
スパンコールって華やかだから生成りとはちょっとミスマッチかと思いましたよ
でもあまりに合わせた色でステッチするのも少し芸がないなぁと思って
地の色を使ってみました(^^)
刺繍に使った赤のビーズも周囲にちりばめたらよかったかも

アンティークの小さな鈍赤のスパンコール/生成り麻
黒のレース糸でステッチ仕上げ

ブルーのキノコはブルーと白の段染めレース糸で

赤のフラットスパンコールは小豆色と白の段染めレース糸で

黒とブルーのスパンコールは黒のレース糸でステッチ仕上げ

色の組み合わせは難しいね
でも形になるのは嬉しい


2016年2月16日火曜日

2016年2月15日月曜日

緑の散歩道 一歩


アプリケされた草木のスケッチを並べる布を用意
それぞれのスケッチをかがれるようにサイズを確認しながら縫い代折り

それで久しぶりに取り出したのがコレ

へら」でございます

四角がゆがまないように定規をあてて、これでナイフのようにこすると
折しるしが付くわけですね(^^)

しかし、これ、フラッシュの反射で見えないけれど
名前を書いたシールが貼ってあります
ほとんど消えて読めませんが、私の名前ではないのは確実
どうも次兄の名前のようですよ
まち針には長兄の名が書かれていたりします
末っ子のワタシはなんでもお下がり(^^)


下のようなレイアウトになるわけですが
12枚のスケッチをまつり付けるだけでなく
モスグリーンの刺繍糸でステッチをつけたいなぁ
と感じています
まぁ、どうするかまだまだ先のことですが

いろいろ先の工程まで想像しながら作業しますが
アプリケと刺繍が結構繊細なので
このキルトに関しては、できればキルティング時に
ガイドラインの線引きなしで縫いたい
いつもは線を引いて、縫い上がってから一度水洗いするのですが
このような芸術系の作品をあまりじゃぶじゃぶしたくない
と、感じるわけです

幾何学的な柄に合わせてキルティングする部分はいいです
額縁部分も波のようにフリーで刺すよう指示があります
問題はそれぞれの草木スケッチの背景です

ど~しよっかな♪


2016年2月7日日曜日

国産織ヘンプ生地


岐阜の麻処さあささんで売り出した国産織ヘンプ

変な話だけどヘンプって漢字で書くと大麻
これはオオアサと読みます
一時新しい紙の素材としてあちこちに植えられたケナフと近い植物ですね
 こちらは栽培されているケナフ
こちらはオオアサ

昔から日本では「麻」といえば大麻
その後、海外からリネン(亜麻)が入ってそちらを麻というようになり
本来の麻は誤解を避けて「ヘンプ」と言われるようになりました
他にも苧麻とか、日本各地で様々な繊維で布は織られています
オオアサはもともと布の原料になったり
実は食用、油も穫れるのでたいへん有用な植物なのですが
大国の産業による迫害で大麻と一緒にされて追いやられてしまいました


さて、この生地が届きました
「さあさ」さんではこれを手ぬぐいや作務衣に仕立てているそうで
手触りも柔らかくて、夏でも快適そう
直接肌にあたってもよさそうなので、パジャマでも作ろうかな(^^)

5mの注文だったのに、先方の勘違いで10m届くというびっくりつき
まあ、使えるのでそのまま購入
楽しみ(^^)


2016年2月5日金曜日

緑の散歩道


A子さんがここまで仕上げたアプリケキルト
素晴らしいできばえ!

これを組み合わせてキルトに仕上げます
スタジオBIWA初仕事