2017年11月26日日曜日

提灯つくり


岐阜の「おんぱく(温泉博覧会)」の体験イベントのひとつ
ひご巻きから作る岐阜提灯に参加してきました

目の前にセットされた材料と道具の数々
この刻みに沿ってひごを巻いてゆくわけですね
順番通りにしないと巻けなくなります
心棒を通して回転台に設置
花業界ならたぶん#24、提灯業界では#29の和紙白地巻きワイヤーを
右(上)から順にまいてゆきます
(上の写真の右の茶色い輪っかに白く巻かれているのがワイヤー)
これが、輪っかのテープを外して手を放してしまうと
ぱ~んとワイヤーがはじけ飛びアウト!
そして型に巻き始めて右手は型のワイヤーがはじけ飛ばないように抑え
左手は輪っかを抑えているのに
左手の巻きがゆるんで絡むともうおしまい(>_<)
竹クリップで右のワイヤーを抑えたつもりが
ぱ~ん!とはじけてしまうという悪循環(T_T)
そして、左隣の小学校高学年くらいの女の子が一発で終わって入ることに
焦る焦る(^_^;
その子の妹もお母さんの手助けで終わっているのに
私がまだ輪っかのワイヤーを巻きなおしているという・・・
やっと完成・・・このプレッシャー久しぶり

次は紙貼り
美濃の文化財指定の和紙が型通りに切られていて
裏表、上下を確認して貼ります
刷毛で米から作られた糊を塗っていきます
一枚おきに貼り、次に間を埋めていきます
この作業は子供の頃のペーパーフラワー作業を思い出しました
細いワイヤーの表面だけに適量の糊を置いてゆくのはそれなりのテクニックが要ります
刷毛で撫でてもワイヤーの向こう側に糊が付くだけなのです
なので、刷毛の側面にほどほどに糊を載せて
ワイヤーの上にぽんぽんと置くようにします
・・・きっと職人さんにとってはそれは失敗経験の上に身に着く技術だったのでしょう
職人さんが私をマジマジと見つめて
「初めてなんですよね!?」と聞いてきました
「要領をつかむのが早いんです」
そして、これが、のちの作業に大きく影響したのでした

全員の作業終了が11時で職人さんの予定より1時間早く
早々に昼休憩で1時再開
(その間柳ケ瀬まで歩いてツバメヤのどら焼きを買ってきました

さて、乾きましたよ
型を抜きました
ほぼ余計な糊残りもなくワイヤーも付いています
しかし姉妹のものは大量に糊残りがあるにも関わらず
ワイヤーが和紙にくっついていないという状態だったので
職人さん、必死の補修作業
妹ちゃんのは修復したものの、一番手早かったお姉ちゃんのは
必死で取り組んだあげく
「修復不可能<(_ _)>」
作り直しとなりました
(その段階で私は作り終わってました)

絵を描く前に一度畳みます
全体にヘラでワイヤー間の和紙に筋を入れて
丁寧に畳んでいきます
なかなか感慨深い作業です
表には好きな絵を描くか、戦国武将の家紋を墨で入れます
ここは戦国武家の中心エリアですので
織田、豊臣、徳川以外にも多くの紋が選べまして
ワタシは波の紋が気に入りました
斎藤道三だそうです
スプレー糊を型の表面に塗って提灯の内側に貼り
透けて見える図面を表からペンでなぞって墨で埋めていくのですが
手の太い私はうまく内側に型を貼ることが出来ず
鋏で型を抜いて表から当てて使いました
油性ペンで輪郭を描き
提灯用のニカワ成分の多い墨汁で塗っていきます
最後に上下の黒い輪っかをつけて
提灯の形に(^^)
箱の表書きは沖縄の書家のものだそうです


本来ろうそくを立てるものですが、小さくてちょっと怖いので
ろうそくの明かり(少し赤めでゆれるやつね)仕様のLEDも付けてくださいました



姉妹(強力なお母さんサポートつき)と私の3人でしたが
お姉ちゃんがすごかった
いえ・お母さんもすごい人でした
和紙への絵付けから作る大きな提灯ワークショップ3日間を体験した方でした
お姉ちゃんはだれよりも早く作業を終え
午後も作り直しの結論が出るまでの1時間をじっと待っていたんですね
そして、また速攻でひご巻きができるという
「職人気質!将来是非!!」
「他のワークショップでも言われたもんね」母談
私も子供の頃こんな体験ができたら言われたかなぁ・・・(@^.^@)


2017年11月18日土曜日

額作り


ひだまり咲花愛子ちゃんに描いてもらいました
来年の私だけのカレンダー
ピン穴をつけたくなかったので額製作
ちょうどよいサイズのコルクボードを買って
高さをそろえるための段ボールを切って、断面に赤の和紙を貼って
色が透けないように白のシールを貼って
仕上げは経木
出来上がり(^^)
経木の長さが40cmくらいしかないのでどの辺も継がありますが
ぱっと見は白木の額に見えます(^_^;
周囲が1.5cmくらい囲われてるのは許して

2017年11月12日日曜日

トリケラトプス好き


先日名古屋で手に入れたトリケラトプスの立体パズル


作り方にはちゃんとパーツ番号がふられているので
切り離したときにちゃんと元通りに並べて置けば大丈夫
とはいえ、結構複雑!

抜け殻も美しい
これでうちのトリケラトプスは3体目
4体目を作ったら勢ぞろいさせましょう(^^)


2017年11月11日土曜日

「手しごとあい」さんを訪ねて


近所に知多木綿、藍染め、型染め、絣などなどを収集している方がいらっしゃいます
「手しごとあい」というお店を建てられましたが
ご病気で車いす生活となり
今は月に一度家族で来て知人とすごすばかりになってしまったそうです
そんな場所にお邪魔しました

手芸品や復刻の品ではなく、本当に生活で使っていた品です

陳列されているものの100倍くらいまだ箱で眠っています
機織り機も2台あってもちろん現役です

次の来店日に是非また手仕事を持参して参加したいものです

久しぶりにブーケ作ってみました


花壇のダイヤモンドリリーが今年は4輪も咲いて満開になりましたので
ブーケを作ろうと河和駅前の花屋さんでバラ「オートクチュール」とデンファレ、ユーカリを購入
近所を散歩してアイビーなど他の緑をチョキチョキ
花も水を吸わせて準備
バラだけは#20のワイヤーが必要ですが
他は#24~28で対応
さらに個人的に持っている#34で繊細な花のワイヤリングを
テープは今回ドイツのガーターテープ、ゴムです

まずは葉っぱをワイヤリング



花もワイヤリング
そしてできあがり
バラ「オートクチュール」3本
デンファレ2本
ダイヤモンドリリー 3本
ユーカリ1本

他にアイビー2種、ワイヤープランツ、など



せっかくなので近所の新婚さんへプレゼント

シアワセをいただくよね~
この表情に


機織り町フェス


先月の話になりますが・・・

富士吉田市のヤマナシハタオリフェスティバルへ
車がないと行けないんじゃないか!?と思っていましたが
(JR乗り継ぎは非常に不便な場所)
なんと!?
名鉄バスが名古屋から富士急ハイランド経由で富士山駅まで走ってました

というわけで
棚ぼたのような連休に思い切って夜行バス予約して行ってまいりました
朝7時半には富士山駅到着
そして霊峰富士

会場の一つの神社の境内には近隣から作家さん骨董品やさんなどが市場を開いています


こちらは織機を自分で設計して作り、模様織をしている男性のブース


コースターの織りの体験コーナーがあったので
完成

御茶屋さんが主催するワークショップは
茶箱の布貼り

こちらはウインドウの見本


午後からは工場巡りのバスツアー
こちらはネクタイ工場
色とりどりのシルクの紬糸
礼服用ネクタイを制作中、糸が切れました


こちらは仏間座布団生地工場


そして私のお目当ての
シャトル機を使ってリネンの反物を織っていらっしゃるテンジンさん


盛りだくさんのフェスティバルの戦利品は・・・(^^;
諏訪のこたつ敷

先日お会いした和布の専門家には「ほどかないほうがいい」と言われました



そしてテンジンさんの麻布
織リボン


TAMAKINIIMEのショール
誕生日とクリスマス2年分くらい使っちゃったかなぁ・・・