シルク面を表として縫っていたけれど
もともと裏の綿のほうが小さいので
表布を裏側でエジングすることにした
シンプルなキルティングだけれど
爽やかな綿の手触りと
美しいシルクの肌触りは格別
やはりこういうひざ掛けなどはいいですね
こういう手仕事をしていて思うこと:
どんなに正確に測って正確にカットして正確に縫っても
どこかにゆがみが出てどこかで調整しなければいけなくなる
要所要所で整えて最終的に出来上がったものを見ると
ほとんどゆがみもなく、洗ったあとも良い風合で、幸福感の塊になる
計画時に図形と数字にこだわっていても
作ってみると別の世界があるのだ
毎週楽しみに見ている古民家再生の映像があって
古い家は平行でもなく水平でもなく直角でもないことが多く
微調整しながら仕立てた内装はそれはそれは端正で
土台もいびつなのではなくあるべき美しさを内包しているんだなぁ
手で作業することはその美しさを引き立てることなんだなぁ
と思う
その人は最近、リノベーションの傍らで同じ素材で新しい作業小屋を建てている
リノベーションならすでにある枠組みを必要なところまでスケルトンにして加工するけれど
新たに土台からの作業だと配管、配線、窓、必要な段差などを綿密に計画をして
その順番を間違えないように作り上げていかなければいけない
模様の絨毯を織ることや
総編み込みのフェアアイルセーターを編むことに似ていると思う
1段目では何を作っているのかわからない
3Dプリンタの作業を見ていると
立体データを持っているので当然迷いなく立体を積み上げていくのだけど
私たちの作業は迷うし、迷って何度も何度も確認する
その確認と手間が美しさと幸せを呼ぶのよね